初心者が一番最初に押さえるべきテクニカル~ 移動平均線 と 乖離率 とは?
テクニカルの「基本」ツールである 移動平均線 (MA)とはどのようなものなのでしょうか?ここでは 移動平均線 を投資初心者でも簡単に理解できるように説明していきます。
移動平均線 とは?
本日終値 | 移動平均線で相場のトレンドを知る100円 |
前日終値 | 95円 |
2日終値 | 90円 |
3日終値 | 95円 |
4日終値 | 70円 |
5日 移動平均線 の計算式 移動平均線で相場のトレンドを知る
(100円+95円+90円+95円+70円)÷5(日)=90円
上記のように5日 移動平均線 の場合はここ5日間の株価の平均値を毎日つないでグラフ化したものであることがわかります。
ですから25日 移動平均線 であれば、25日間の株価の平均値をグラフ化したもの、75日 移動平均線 であれば、75日間の株価の平均値をグラフ化したものということになります。
移動平均線 とチャートの基礎知識
日足と 移動平均線
日足で使われる 移動平均線 は上記のように5日・25日・75日 移動平均線 です。デイトレードなら5日平均線を活用してトレードすることになります。また短期スイングトレードならば25日線を基軸にトレードを構築していくことになります。
週足と 移動平均線
週足で使われる 移動平均線 は上記のように13週・26週・52週 移動平均線 です。特に重要なのは13週 移動平均線 移動平均線で相場のトレンドを知る です。13週はおよそ3か月の株価の平均値です。ここで勘のよい方ならピンとくるのではないでしょうか?3か月=決算スパンです。決算を見ながらのファンダメンタル重視のトレーダーの売買状況を表しているのが13週 移動平均線 なのです。
ですから、ファンダメンタル重視の投資を行う場合13週 移動平均線 が必須のテクニカル指標ということになります。
月足と 移動平均線
月足で使われる 移動平均線 は上記のように12月・60月・120月 移動平均線 です。月足の場合最短スパンが12月=1年ですので 移動平均線 がいったん崩れた場合、年単位でのトレンドが決まってしまうといった傾向があります。
ですから 移動平均線 を下回ったら利確、 移動平均線 を上回ったら買いとトレンドに逆らうことなくトレードすることでフェイクの少ないトレードをすることが可能です。
移動平均線 からわかる3つのこと
ここでは 移動平均線 を見ればわかる 3つのポイントをご説明します。
移動平均線 の向き=トレンド
上記のチャートの緑の線は5日 移動平均線 です。5日 移動平均線 の向きと株価が連動していることがお分かりいただけると思います。 移動平均線 が上向き=株価上昇(オレンジ色の矢印)、 移動平均線 の向きが下向き=株価下落(水色の矢印)です。
このように 移動平均線 移動平均線で相場のトレンドを知る 移動平均線で相場のトレンドを知る の向きから株価のトレンドを知ることができます。
移動平均線 の角度=株価の勢い
上記のチャートをご覧ください。ピンク色の矢印の 移動平均線 の角度は「横」つまり角度がない状態です。こういった 移動平均線 の時の株価推移も「横」に推移していることがお分かりいただけると思います。
次にオレンジ色の矢印の 移動平均線 の角度は上昇傾向にあることがわかります。こういった時の株価推移も上昇傾向になることがわかります。
さらに赤色の矢印の 移動平均線 の角度はかなり急勾配になっていることがわかります。急勾配=株価高騰していますよね?
このように 移動平均線 の角度は株価の勢いを表しているのがわ かります。
移動平均線 と株価位置
移動平均線 と株価の位置をご覧ください。赤色の矢印のところでは5日 移動平均線 の上で株価が推移しています。 移動平均線 より上に株価が存在する=5日以内の購入者は含み益ということになります。よって含み益の株を売却する相場参加者は少数派ですので売り圧力が低くなり、株価があがりやすい傾向があります。
逆に水色の矢印のように株価が5日 移動平均線 を下回った場合、多くの相場参加者が含み損を抱えた状況になるため、売り圧力(損切)が高くなり株価が下落しやすくなります。このように 移動平均線 と株価の位置で相場参加者の売買状況が予測しやすくなります。
見てきたように 移動平均線 だけでも、相場状況を知ることが可能です。ですからしっかりと 移動平均線 の基本を押さえることが、相場で勝利するための近道といえます。
移動平均線 乖離率 を利用した投資方法
移動平均線 を利用したトレード方法に「 乖離率 」を活用する方法があります。ここでは 乖離率 を活用したトレード方法をご紹介していきます。
乖離率 とは?
乖離率 とはどの程度 移動平均線 から離れているのかを数値化したものです。 移動平均線 から離れている=株価が異常に推移していることを表しています。
乖離率 を活用したトレード方法
乖離率 を活用したトレード方法は「逆張り」と呼ばれるトレード方法です。相場のイレギュラー(高 乖離率 )が発生している銘柄を逆張りし、短期的に大きな利ザヤを狙うことが可能です。
移動平均線
シンプルな計算式でチャート上に描かれた移動平均線には、2つの意味があると考えられています。
一つ目は、前述の通り、価格変動の傾向を示す指標としての機能です。
過去の終値の平均値を連続したデータである移動平均線は、価格変動から小さく上下動したブレを取り除き、スムージングされた大きな相場の方向性や勢いを表現したラインです。
短期的な価格変動に惑わされず、相場の基調を確認するのに適した指標であると言えるでしょう。
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