あなたのトレード判断能力を大幅に鍛えるエリオット波動研究 基礎からトレード戦略まで網羅したエリオット波動の教科書 (Modern Alchemists Series)
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私の投資デビューはFXで、まもなく7年目に突入します。当初は右も左も分からない状態で、チャート画面にあるテクニカル分析を一通り学習しましたが、結局のところ移動平均線とトレンド• サポート•レジスタンスラインくらいしか使えていませんでした。なので、過去のチャート検証をしようとも自分が使える理論がないため、いつも等閑な分析になってしまってました。
FX歴もそれなりに長いのに、毎回のエントリーではT/PとS/L値のはっきりとした根拠もなく、チキン利食いや取り損ないが多発しており、そろそろ何かテクニカル分析を1つでも極める必要があると考えていました。そんな矢先、YouTubeでエリオット波動理論を信望している2人のトレーダーさんの動画を見る機会があり、そこで紹介されていたオススメの書籍の本書を早速読んでみることにしました。
本書の前に「エリオット波動理論 入門」も出版されていますが、こちらの「エリオット波動 研究」でも初心者がわかりやすい内容となっています。用語の説明は繰り返しされていますし、チャート例もたくさんあってとても分かりやすいです。やはり、このようにチャートなどの図解が多い本は、電子書籍よりも紙媒体の方が断然いいです。 エリオット波動とは何か
エリオット波動はスキャルや材料狙いの短期トレードには不向きですが、デイトレやスイングには結構使えそうです。
2022年になり、為替がかなり動くようになりました。最近デイトレとスイングに移行したこともあり、本書で学んだことを実践して一つひとつのトレードを丁寧に根拠を持ってできそうです。
エリオット波動については、まだ完全に理解できたと言えるレベルではないので、この後「入門篇」も読む予定です。これまで、「1、2、3…」と波動を数え、「今は10波動目だな」と馬鹿な解釈をしていた自分が恥ずかしいです。
あと、著者は本書の中で、エリオット波動に関する情報は書籍を含めたくさん出回っているが、発案者であるR.Nエリオット氏の理論とは異なるものが多いと言っています。もちろん、昨今はコロナや地政学的な影響を受け相場が急展開するので、自分の軸を何にするのかはそのトレーダー自身だとは思いますけれども。
FX初心者にもわかるエリオット波動入門~為替チャートを極める
たとえばブロッコリーとか、
。
雪の結晶とか、
マトリョーシカとか
インパルス波動
エリオット氏によると、相場は5波、もしくは3波のパターンで動きます。
「上昇5波・下降3波」と呼ばれる相場の周期です。
トレンド方向の値動きには5つの波があり、トレンドに逆らう動きは3つの波から成ります。
ここにくると波動1で買っていたトレーダーのいくらかは「買われ過ぎなんじゃない?」と思って利食いします。それで値が下がります。
しかし、ある程度下がると「この株はやっぱり割安だ!」ってことになって買われるので、 波動1の安値を割り込むことはありません。
ここでほとんどの一般大衆が買います。 一般大衆が遅れて買う動機は「欲」です。
ここまで上げると、その株の良いニュースが出たり、雑誌に乗ったりします。それにつられてたくさんの一般大衆が買わずにいられなくなるのです。
この時が、その株(FXなら通貨ペア)が最も割高となっている時です。
それそ分かっている冷静なプロトレーダー達はそこで利食いや空売りを始めます。
これが原因でその後のABCパターンという本格的な調整の動きが出ます。
行き過ぎの動き
それは、5つの波動の 1、3、5のトレンド方向の波動のうち1つの波動が他の2つの波動に比べて「行き過ぎる」ということです。
程度の差こそあれ、トレンド方向への1つの波動が極端に長く強くなるということです。
コレクティブ波動
5波からなるトレンドがひと段落すると、3つの波動からなるコレクティブ波動が始まります。
コレクティブ波動とは本格的な調整の動きのことです。
コレクティブ波動には数字ではなくアルファベットのABCが使われます。
図にするとこんな感じです。
コレクティブ波動の種類
さっそく3つのコレクティブパターンを解説してききます。
下記では上昇トレンド中の押し目と仮定して解説します。
下降トレンドの場合は、上下をひっくり返して考えればOKです。
ジグザグパターン
フラットパターン
トライアングルパターン
エリオット波動の中にあるエリオット波動
ここで理解して頂きたいのは、
トレンド方向の波動を分解するとインパルス波動(5つの波動)になっていることが多い
トレンドに逆行する波動を分解するとコレクティブ波動(3つの波動)になっていることが多い
ということです。
こんな感じに波動に番号を振っていきます。
覚えてしまえば簡単!エリオット波動理論の3つの原則
- 原則1: 波動3が波動1、波動3、波動5の上昇の中で一番短くなることはない
- 原則2: 波動2が波動1のスタート地点を下回ることはない
- 原則3: 波動4が波動1の高値を割り込むことはない
エリオット波動の原則1
エリオット波動の原則2
エリオット波動の原則3
波動4の安値が波動1の高値を割り込んでしまうような番号の振り方も何かが間違っています。
エリオット波動 その他のガイドライン
- 波動5は時々波動3の高値を抜けられないことがある
- 波動5が「行き過ぎる」ことがよくある
- 多くの場合、波動3は力強い値動きとなる
- 波動2と波動4はフィボナッチリトレースメントのラインで反転することが多い
エリオット波動を利用したトレード手法の例
エリオット波動的に最高のエントリーチャンス
エリオット波動では、波動3がいちばん長く、勢いもあります。
それなら、波動3の動きを取りにいくのが一番おいしいです。
これはそんなエントリーです。
この記事で解説したエリオット波動の知識を使い、あなたは波動にラベルを付けます。
最初の上昇を「波動1」とし、続く大き目の下げを「波動2」としました。
もしここから5波のインパルス波動の上昇が始まるなら、次は波動3の上昇が続くはずです。
米ドル/円が40年の長きに及ぶ円高トレンドに
幕を引き、歴史的な大底を打つ瞬間は
エリオット波動で事前に予想されていた
2011年10月の最後の日、米ドル/円は75.32円という歴史的安値をつけたあと、為替介入によって吹き上がった
10月31日(月)。米ドル/円が大底を打つと宮田氏が予想した2011年10月という月の最後の日。
その月末月曜日週明け早朝のオセアニア市場にて、米ドル/円は流動性が低いと思われる中、窓を開けて急落。それまでの安値を更新し、75.32円という歴史的安値をつけたのだった。
そして、そのわずか数時間後、同日午前10時台の東京市場。
米ドル/円は突如、たった30分ぐらいで79円近辺まで3円近くもポーンと急騰したのだった。
日本政府・日銀が大規模な為替介入に踏み切ったのだ。ちなみに当時の日本は民主党政権下にあった。
そして、あれから10年近く経つが、2011年10月31日(月)の早朝、オセアニア市場でつけた75.32円という米ドル/円の安値は破られていない。
2011年10月、宮田直彦氏が予想したその月の最後の日、31日に米ドル/円は歴史的安値を更新したあと、為替介入で吹き上がり、宮田氏の予想どおり、米ドル/円は歴史的な大底を打って、エリオット波動V波が終幕になるという、このうえなく劇的な展開になったのだった。
「2015~2016年に124円台の高値をつける」…大底を打ったあとの宮田直彦氏の予想もほとんどズバリ的中した
そして、ついでと言っては大変申し訳ないのだが、大底を打ったあと、米ドル/円がどこまで上がるかという当面の目標について、2011年10月の取材時点で宮田氏は、2015~2016年に124円台の高値をつけるのではないかと予想していた。
米ドル/円はそれから4年後の2015年に125円台の高値をつけ、それが当面の高値となった。ここでもほとんどズバリ、宮田氏の予想は当たっていたのだ。まさに神がかり的である。
宮田直彦氏のレポートは、現在は マネースクエア の公式サイトにて、「宮田直彦のエリオット波動レポート」と題されて公開されている。
エリオット波動は何分足で使えるの?短期足での見方とカウントのコツ
ゆん
この記事では、エリオット波動が使える短期足はどの足なのか、ということと、エリオット波動のカウントのコツを解説します^^
FX初心者
エリオット波動が見えるようになると、シナリオが描けるようになり、エントリーポイントまでじっくりと待つことができます。
この記事を読み終えると、『エリオット波動のカウントのコツ』がわかり、目の前が開けるようになりますよ^^
エリオット波動は何分足で使えるの?短期足でも使えます
FX初心者
ゆん
チャートはどの足でもトレンドとレンジで出来ているので、何分足でも何時間足でもエリオット波動は使えます。
環境認識って何?ですよね。
トレンドが出ているのか出ていないのかを確認する
4時間足の1波の中に1時間足や15分足のエリオット波動1波~5波がある
ちょっと難しいかもしれませんが、「4時間足のエリオット波動1波の中」に1時間足や15分足、5分足のエリオット波動1波~5波があります。
これがわかった時は、「チャートってスゴイ!」と感動しました。
ユーロ円 1波4時間足
黄緑色 の部分がエリオット波動1波(仮)です。
ユーロ円 1波4時間足マークピンク
◆1時間足のエリオット波動1波~5波◆
ユーロ円 1波1時間足マークピンク
ユーロ円 1波1時間足マークピンク4波?
ただ、まだ波の作成途中なので、 オレンジ色の〇 で囲ったところの下落が1時間足のエリオット波動4波の可能性もあります。
◆15分足のエリオット波動1波~5波◆
ユーロ円 1波15分足足マークピンク
1時間足の1波の中に15分足5分足のエリオット波動1波~5波がある
ユーロ円 1波1時間足マークブルー
◆15分足のエリオット波動1波~5波◆
ユーロ円 1波15分足マークブルー
ユーロ円 1波15分足マークブルー数値
◆5分足のエリオット波動1波~5波◆
ユーロ円 1波5分足マークブルー
◆5分足エリオット波動1つ目◆
ユーロ円 1波5分足マークブルーのエリオット波動1つ目
◆5分足エリオット波動2つ目◆
ユーロ円 1波5分足マークブルーエリオット波動2つ目
というわけで、エリオット波動は短期足でも使えるということがわかりますね。
エリオット波動のカウントのコツ
エリオット波動のカウントのコツは、高値、安値がポイントです。
アップトレンドのエリオット波動
ユーロ円 エリオット波動カウント
ユーロ円 エリオット波動カウント数値
ポンド円 エリオット波動カウント
ポンド円 エリオット波動カウント数値入り
ポンド円 エリオット波動カウント数えにくい
こういうチャートでのエリオット波動のカウントコツは「1波の高値を超えるまでは3波とはカウントしない」っていうことです。
ポンド円 エリオット波動カウント高値がポイント
エリオット波動を見るコツは、『ローソク足を細かく見ない』『波を大きく捉える』っていうのがポイントですね。
ダウントレンドのエリオット波動
エリオット波動は「上昇5波、下降3波で形成される」というのが一般的ですが、私は下降も5波で捉えるときがあります。
ユーロドル エリオット波動カウント ダウントレンド
ユーロドル エリオット波動カウント ダウントレンド数値入り
ポンド円 エリオット波動カウントダウントレンド
ポンド円 エリオット波動カウントダウントレンド数値入り
チャートを見るとわかるように、エリオット波動の1波がわかると、アップトレンドだったら、2波の押し、ダウントレンドだったら、2波の戻りを待って、3波をとるためのトレードができますね^^
ポンド円 エリオット波動3波途中押し
これはレジスタンスがあるからなんですね。
ポンド円日足ネックライン
ポンド円4時間足レジスタンス
初心者必見!バイナリーオプションで使える!エリオット波動入門
必勝法
- エリオット波動の具体的な活用方法がわかり取引の精度を上げることができる
- エリオット波動を使用する上での注意点がわかる
エリオット波動とは
「 相場の値動きには法則性を持ったサイクルがある 」
【ポイント①】ダウ理論
【ポイント②】フィボナッチ数列
【ポイント③】3つの要素
- パターン:波動の形状
- 比率:他の波動と比較した時に計測できる一定の比率
- 時間:横軸でみた時に確認できる比率の法則
上昇5波・下落3波
例えばエリオット波動を覚えることによって 、価格が動いている時にその環境がどういった状況下にあるのかを客観的に捉えることができるようになります。
推進派と修正波
そしてこの上昇5波を総称して「 推進波」
下落3波を総称して「 修正波(調整波) 」
さらにいうと、この1時間足の中を細かな5分足で見ると、 同じように上昇5波と下落3波を繰り返すサイクルが出来上がっているのがエリオット波動の特徴の1つです。
そしてこのようなサイクルがまた同じように2波、3波、4波、5波でも続いて繋がって波動を築いていくの「 フラクタル構造 」と呼ばれています。
「 あるサイクルを持った一部分が繋がって形状を組み立てることにより全体と同じような形状になっている事 」
- 第2波は第1波の始点を下抜けることは無い
- 第3波が最も短い波になる事はない
- 第4波が第1波の価格帯に割り込むことはない
フィボナッチ数列とは
つまり、フィボナッチの比率に置き換えて考えることにより、 その波動がどこまで伸びて折り返すのか推測することがができるようになります。
フィボナッチ数列とは、「 自然界のある一定の法則性を持った数列(比率) 」です。
各波動が形成される背景
下記のように下降トレンドが続いてく途中ではどこで上昇に転じるかはわかりませんが、 エリオット波動とは何か 強いサポートラインで反発して価格を伸ばした場合、エリオット波動の第1波が形成されていると仮説を立てることができます。
この時の価格が下がる要因としては、 大きな局面で見たらまだ下降トレンドですので第1波の節目を「戻り目」と勘違いして売りのポジションを持つ投資家達が一定数存在します。
この第2波の特徴として、上記で説明したフィボナッチ比率にあてがえて考えた場合、 第1波の上昇の値幅に対して第2波の下降の比率は0.5もしくは0.618となることが多いです。
一般的には 第3波が一番伸びると言われています。
下降トレンドにおける戻り高値のラインをブレイク
↓
そのブレイクを確認して新規の買いのポジションが入る
↓
安値を切り上げていることから上目線に切り替わる
↓
さらに価格が伸びる
この第4波は、第1波や第3波の下層圏での買いのポジションの利益確定が入りやすくなると同時に、これまでの流れか ら明らかな上昇トレンドとして捉えることもできるため、さらに買いのポジションが多く入ってくるのも大きな特徴です。 エリオット波動とは何か
ただし、ここまでの買いポジションの利益確定などが入るため第3波ほどの上昇は見られませんが、一般投資家や投資初心者が上昇傾向だと認識して買いの注文が入ってくるので、 第3波と比べて急に大陽線が出現して急な角度で上昇しやすいのも第5波の特徴です。
またもう1つの特徴としては、必ずしも第3波の高値を更新できるわけではなく、その前に価格が下落することがあります(この現象を トランケーション と呼びます)。
例えば第1波に対して 第3波が通常よりも大きく上昇した場合は、第3波の時点で上昇の力を使い果たしたとして捉えることができ、結果として第5波が思った以上に伸びなくなり結果としてトランケーションが起こりやすくなる傾向にあります。
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